外国人がカードローンに申し込む方法

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留学生や日本で仕事をしている外国人が増えていますが、永住権のない外国人でも借り入れすることができるのでしょうか?

この記事では外国人がカードローンに申し込む際に必要なものや、申し込み前に知っておきたい利用条件、審査通過のための注意点などをご紹介します。


外国人が日本でお金を借りるための条件

外国人の利用を認めているカードローンを大きく分けると、

・中長期滞在者…消費者金融のみ借り入れ可能
・永住者、特別永住者…消費者金融、銀行カードローンが借り入れ可能

となります。外国人でも「短期滞在者」は返済に不安があるためお金を借りることはできません。

まずは在留資格を確認しましょう。

永住者

永住者は、原則として10年以上日本に在留していて、素行が良好、独立の生計を営める資産または技能を持っている、また永住することが日本の利益に合うなどを政府に認められて永住権を発行された人となります。

在留カードに「永住」と書かれています。

特別永住者

在日韓国人、朝鮮人、台湾人とその子孫が発行を受けています。

永住者と違い、生活能力がなかったり、仮に犯罪歴があったとしても日本に住み続けられる権利が法律で保障されています。特別永住者には「特別永住者証明書」が発行されています。

中長期滞在者

中長期滞在者は以下のいずれにも該当しない人になります。

1.在留期間が3ヶ月以下の人
2.在留資格が「短期滞在ビザ」「外交ビザ」「公用ビザ」の人
3.1と2の外国人に準じるものとして法務省令で定める人
4. 特別永住者
5. 在留資格を有しない人

中長期滞在者にも「在留カード」が発行されます。

消費者金融なら中長期滞在者、永住者、特別永住者のすべての人がお金を借りることが可能です。

消費者金融・銀行カードローンでお金を借りられる外国人の条件

外国人の借り入れを認めている消費者金融と、銀行カードローンの必要書類や、記載事項は以下のようになっています。

●消費者金融

アコム 本人確認書類の他に、「在留カード」または「特別永住者証明書」(法令により、有効とみなされる期間内は「外国人登録証明書」を含む)が必要
プロミス 本人確認書類の他に「在留カード」または「特別永住者証明書」をあわせてご用意ください
アイフル 在留カード・特別永住者証明書のいずれか。両名の拡大コピーが必須
レイク 日本の永住権をお持ちであればお申込みいただけます。永住権を確認できる在留カード、特別永住者証明書をご用意ください。

 

●銀行カードローン

三菱UFJ銀行カードローン バンクイック 永住許可を受けている方がお申し込みいただけます
みずほ銀行カードローン 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります
オリックス銀行カードローン 外国籍の方もお申し込みいただけます。
永住者または特別永住者の方であることが条件です。
スルガ銀行カードローン お申込みいただけます。ただし永住許可を受けているなど、所定の条件がございます。

 
銀行カードローンはすべて永住許可を受けていることが条件となっていて、消費者金融の中ではレイクだけが永住権が必要となっています。

銀行カードローンは、そもそも永住権がないと申し込みすらできないという時点で消費者金融よりも、外国人の借り入れ条件が厳しいと言えますね。

外国人がお金を借りやすい消費者金融はあるの?

銀行カードローンと比べると消費者金融の方が審査に通りやすいと言われていますが、どのカードローン会社も貸し倒れを最も嫌います。

日本に限った話ではありませんが、よその国に行くと外国人の扱いは厳しくなるため、消費者金融でも慎重に審査されることが予想されます。

外国人は万が一強制送還なんてことになってしまったら貸したお金の回収は不可能となってしまうため、返済の確実性が日本人よりも低くなります。

外国人に対して「この貸金業者が審査が甘い!」「ここがお金を借りやすい」といった消費者金融や銀行はないと思っておきましょう。

外国人がカードローン審査に通ってお金を借りるためには?

外国人がカードローンの審査を受けるために必要な項目や注意点を見ていきましょう。

外国人は永住許可があった方が有利

すぐには難しいことですが、基本的に外国人は、永住許可があった方が審査が有利になり、お金を借りやすい傾向にあります。銀行カードローンでお金を借りることも可能なので、選択の幅も広がります。

日本語の読み書きができること

カードローンの申し込みは、外国人が相手でも日本語で行うことになり、契約書も日本語で書かれています。

そのため、日本語で書かれたカードローン契約書の内容やお金の借り方・返し方、金利、利息などの利用条件を理解できなければいけません。

この記事が読めて理解できる外国人であればカードローンの申し込みも問題ないと思います。ただし、契約書には普段の生活では使わないような専門的な言葉がいくつも出てきますので、わからないことがあったら調べたり、担当者に確認するようにしましょう。

審査基準を満たしていること

カードローン会社がそれぞれ設定している審査基準を満たしていないと審査に通過することはできません。主な審査基準をご紹介します。

安定した収入と返済能力があること

日本国内で継続した仕事をしていて、毎月のお給料が安定している必要があります。これは外国人だけでなく、日本人でも同じで、お金を借りる上での最低条件となります。

日本で働いている年数は長ければ長い方が良いですが、ひとつの会社に長く勤めていることがとても重要です。

居住年数の長さ

日本に住んでいる期間の長さと、ひとつの家に住んでいる期間の長さも重要な審査項目です。自分で家を借りていて長く住んでいるということは、継続して家賃を払える収入があるということになるので返済能力の高さを証明することができます。

収入証明書が提出できること

収入証明書は50万円以上の借り入れを希望するときと、他社からの借り入れ金額と今回の希望額を合わせた金額が100万円を超えるときに提出することになります。

ただし、外国人の場合はこういった条件に関わらず提出を求められることがあります。2~3ヶ月分の給料明細か直近の源泉徴収票を用意しておくとスムーズです。

在籍確認の準備もしておこう

カードローンの審査では、在籍確認のために勤務先に電話がかかってくることになります。自分が直接電話に出られないケースも多いですし、外国人従業員が多い勤務先では名前を覚えてもらえていないこともあるでしょう。

電話に出そうな人に「自分に電話がかかってくるのでよろしくお願いします」と伝えておくと在籍確認をスムーズに済ませることができます。

在留期間の確認を

外国人の場合は日本に長く住んでいることも大切ですが、これからどれくらい住むのかも重要です。最低でもあと1年以上在留期間があると良いですよ。

たとえば在留期間があと3ヶ月しかないなど在留カードの有効期限が短いと、貸したお金を返してもらえない可能性が非常に高いと判断されるのでお金を借りることはできないでしょう。

複数の消費者金融にまとめて申し込みをしないこと

カードローン会社に申し込みをした記録は信用情報機関に6ヶ月間記録されます。

たくさんのカードローン会社に1度に申し込みをすると、「とてもお金に困っている外国人」と判断されてしまい、審査が非常に不利になります。

返済計画を伝えよう!

カードローンに申し込みをすると、本人確認のためにカードローン会社から電話がかかってきます。この電話の際に、毎月いくら返済できて、どれくらいの期間で完済できるのかなど借りたお金をちゃんと返済する予定があることを伝えると信頼されやすくなります。

外国人のカードローン審査に必要な書類

外国人がカードローンに申し込むときに提出が必要な書類は

・本人確認書類
・在留カードまたは特別永住者証明書

になります。

それから収入証明書も用意しておくと安心です。

本人確認書類

外国人の本人確認書類はパスポートになります。コピーをするときは印刷がぶれないように気をつけましょう。

もし日本の運転免許証があれば一緒に提出しましょう。運転免許証はさらに信用が高い本人確認書類になります。

在留カードまたは特別永住者証明書

在留カードまたは特別永住者証明書のコピーは両面が必要になります。

在留期限を確認しましょう。あまりにも期限が短いと返済しないまま帰国されてしまうのでは?と思われてしまいますので、更新してから申し込みをしましょう。

まとめ:外国人でもカードローンでお金を借りられる!

外国人がカードローンでお金を借りる方法をまとめます。

・永住者と特別永住者…銀行カードローン、消費者金融でお金を借りられる
・中長期滞在者…消費者金融のみでお金を借りられる

申し込みには本人確認書類の他に「在留カード」または「特別永住者証明書」が必要で、収入証明書や運転免許証があるとさらに良い。

外国人の方は、利用条件をよく確認して、契約内容を理解してから契約を結ぶこと。

カードローンの基本的な審査条件は日本人も外国人も同じで、返済能力が重視されることになります。

逆に考えると、在留期間に余裕があって安定した返済能力が証明できれば外国人でもカードローンを使ってお金を借りることは可能となります。

外国人の方は、必要な書類を揃えてから申し込みをするようにしましょう。


   

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