闇金の手口は?闇金を見分けて安全にお金を借りる方法

闇金の手口は?闇金でお金を借りないように見分ける方法
闇金は貸金業登録をせずに高い金利で貸付を行なったり、詐欺でお金を回収しようとする悪徳業者です。

借金の返済に追われていたり、お金に困って切羽詰まっていると、闇金に頼りたくなることもあるのかもしれませんが、闇金に自分から近づいてはいけません。

本記事では闇金に騙されないために知っておきたい闇金の手口、闇金と正規貸金業者を見分けて安全にお金を借りる方法、知らずに闇金でお金を借りてしまったり、被害にあった時の相談先などを解説しています。


こんなにあるの?闇金の手口

まずは闇金の手口を解説します。闇金の手口って利息が高いだけじゃないの?と思っていたら大間違いですよ!安全な貸金業者から安心してお金を借りたい方は要チェックです。

闇金の手口1.「高利貸し」

消費者金融が設定して良い上限金利は利息制限法によって定められています。

元金が10万円未満 年20%まで
元金が10万円以上100万円未満 年18%まで
元金が100万円以上 年15%まで

 
闇金はこの金利の上限を無視した利息をふっかけてきます。よく聞くのが「トイチ」ではないでしょうか。トイチは10日で1割の利息がつくことになるので、年利にすると365%になります。

利息制限法の上限である年20%を大幅にオーバーしています。

闇金の手口2.「押し貸し」

押し貸しは、銀行口座に勝手にお金が振り込まれる闇金の手口です。闇金は勝手に振り込んでおきながら利息も返済を要求してきて、1度でも返済をしてしまうと何度も何度も要求されることになります。

押し貸しを実行するには口座情報を知っておく必要がありますので、以前に闇金でお金を借りたことがある人が狙われるケースが多いです。

闇金の手口3.「年金担保金融」

年金を担保にした貸付は、高齢化社会になっている現在増え続けている闇金の手口です。

年金を担保にした貸付を行なっているのは、福祉医療機構(WAM)の「年金担保貸付・労災年金担保貸付」、または日本政策金融公庫(JFC)の「恩給・共済年金担保融資」の2種類のみとなっています。

消費者金融などが年金を担保にした貸付を行うのは違法ですので、闇金には騙されないでください。

闇金の手口4.「から貸し」

から貸しとはお金を貸さずに取り立てを行う手口です。
貸してもいないお金を取り立てるので、狙われる人は多重債務者や自分の借り入れ状況を理解できていない人であるケースが多いです。

借りた覚えがない請求がきても返済したり闇金に問い合わせたりせず、消費生活センター警察日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センターなどに相談してください。

闇金の手口5.「名義貸し詐欺」

名義貸し詐欺はアルバイトだと思って参加したら騙される闇金の手口になります。

カードローンで借りられる金額の調査などと言われ、実際に本人名義でお金を借りさせられます。借りたお金は提出を求められるので、手元には何も残らないことになりますし、返済は債務者である自分で行わないといけません。

もちろんバイト代が支払われることもありません。

闇金の手口6.「信用屋」

信用屋は融資をするための信用として先にお金を振り込んで欲しいと言われる闇金の手口です。

どういうことかというと、消費者金融の審査の際に行われる信用情報の調査を悪用して「あなたの信用情報ではお金は貸せないけど、○円を振り込んでくれたら返済ができる人として融資ができる」と言ってくるのです。

貸金業登録をしていない闇金が信用情報を調査することはできませんし、信用情報はお金でどうにかできるものではありません。お金を借りられることもありませんし振り込んだお金も返ってきません。

闇金の手口7.「整理屋」

「債務整理のために必要な費用」として騙してくる闇金の手口です。着手金などの名目でお金を取られるだけで債務整理が進むことはないでしょう。

闇金の手口8.「紹介屋」

紹介料は手数料を取る詐欺です。闇金に借り入れに来た人に対して、「うちでは貸せないけど、借りられそうなところを紹介する」と言って紹介料を搾取します。

紹介されるところは全く関係ない闇金なので、お金を払ったところで借りられる保証はありません。個人情報も売られることになります。

闇金の手口9.「チケット金融」

チケット金融は、まず後払いで買わせたチケットを金券ショップで売って現金にするように闇金から言われます。

仮に5万円分のチケットを後払いで買って、4万円で金券ショップに売ったとします。一時的に4万円の現金を手に入れることはできますが、5万円分の支払いが残ってしまいます。

闇金と金券ショップはつながっているので、必ず闇金が儲かるようになっています。

闇金の手口10.「090金融」

電話連絡先が携帯電話しかない闇金です。貸金業を行うには必ず固定電話を用意しなければならないので、連絡先が携帯しかない090金融は闇金と思って間違いありません。

闇金の手口11.「クレジットカードの現金化」

クレジットカードのショッピング枠を使って闇金が指定する買い物をして、その品物を売却することで現金化する詐欺です。

一見リサイクルショップに品物を売ってお金を作ることと変わらないように感じられますが、買うものは闇金が用意したものですし、売却する店も闇金とつながりがあります。

一時的に現金を作ることはできますが、ショッピング枠の返済はありますし、クレジットカード会社は現金化を禁止しています。

闇金の手口12.「家具リース金融」

家具リース金融では、まず闇金が家財道具を買い取って現金を支払います。家具はそのまま自宅に置いておきレンタルとして使い続けることができます。利用者は家具のリース代として代金を払い続けます。

厄介なのは利用者が家具を担保にお金を借りているだけと思い込んでいることです。

実際は払っているお金は家具のリース代であって借金の返済という扱いではないので、いくら払っても完済となることはありませんし家具も戻ってきません。

家具リース金融が違法であることは裁判でも認められています。

<参考>:独立行政法人 国民生活センター ヤミ金融業者によるいわゆる「家具リース」の違法性

闇金の手口13.「自動車金融・車金融」

自動車金融・車金融は車を担保にした融資です。中にはしっかりした運営を行なっている貸金業者もあるのですが、闇金が生業としている自動車金融は全く性質が異なります。

闇金の車金融を利用すると、車の名義人を業者に変えられることになります。真っ当な消費者金融がやっている車金融なら完済後に名義は戻してもらえるのですが、闇金の場合は車をそのまま売られてしまうケースもあります。

名義人が闇金に変えられているため、勝手に車を売ってしまうことも可能なのです。

闇金の手口14.「キャンセル料支払え詐欺」

申し込んでいないものに対してキャンセル料を支払えと要求してくる闇金の手口です。

キャンセル料に手数料を加えた金額を請求されるだけでなく、「○月×日の△時に電話で連絡をよこさないとさらに手数料が加わる」などと無理難題を要求してきて連絡が途絶えないように脅しをかけられます。

支払ってもいけませんし連絡してもいけません。

闇金の手口 接触から取り立てまで

たくさんの闇金の手口を見てきましたが、違法の消費者金融のような高利貸しを行なっている闇金はどのように近づいてくるのでしょうか。

接触の手口から返済ができなくなるまでの流れを解説します。

闇金の接触の手口

闇金が出す広告は、ネット、雑誌、電柱や電話ボックスの張り紙などが多いです。

最近は、個人間融資掲示板を利用した闇金もいますね。

また、闇金でお金を借りたことがある人などのリストを手に入れて、メール、FAX、DMなどをしつこく送りつけてくることもあります。

あまりにもしつこいからと言って「送るのをやめてください」などと闇金に返信をしてしまうと、余計にしつこく送りつけてくるようになりますので、無視するようにしましょう。

貸すときは優しいのも闇金の手口

闇金を頼るのは、消費者金融などで借りられないけど、お金を借りたくてたまらないような人ばかりです。闇金もその心理をよく知っていて、「うちならお金を貸せますよ」と優しく接してきます。

闇金もより多くの人にお金を借りて欲しいと考えているので、あの手この手で貸付を行おうとするのです。

また、闇金はどんな手を使ってでも回収するという自信があります。だからお金を貸すときは優しいと考えることもできます。

闇金が貸すのはごく少額

闇金が貸付を行う金額は3万円とか5万円などのごく少額です。
なぜかというと、闇金が狙っているのはお金に困っている人なので、たくさん貸してしまうと貸し倒れになったときの損失が大きくなるから。

少額でも10日で1割の利息をとり続ければ儲けに繋がるのです。

闇金が借りたお金を完済させない理由とは?

闇金でお金を借りてしまうと、すぐには完済させてもらえません。担当者がいないからわからないとか、振込先口座が変わったなどと理由をつけて元金の返済を拒むのです。

闇金は利息で儲けているので、できるだけ長く利息をむしり取りたいと考えています。完済されてしまっては利息も取れなくなるので、元金の返済を拒むのです。

闇金は、毎回きっちり返済する人には優しく接します。「返済がキツかったら利息だけでも大丈夫です」などと言うこともあります。しかしこの優しさも利息をとり続けるための闇金の手口なのです。

返済できなくなったら豹変する闇金

返済が滞ると闇金は態度を翻します。まず、1日に何度も何度も電話をかけてきます。いつ鳴るかわからない電話に利用者は怯えることになります。

闇金から嫌がらせの電話がかかってくる

電話は家だけでなく職場にもかかってきますし、実家など債務者本人以外のところにもかかってきます。借金をしていることを周りに知られることはイヤですよね。こうやってさらに追い詰められることになります。

自宅にまで来られてしまう

自宅に張り紙をされてしまうこともあります。
近所の人に闇金でお金を借りていることがバレるという精神的不安もありますし、自宅にまで来られてしまったという恐怖心もあります。

自宅前に待機して帰宅したところを狙われることもあります。一緒に部屋の中に入ってきて脅しをかけられたり、事務所に連れて行かれて誘拐まがいのことをされることもあります。

想像するだけで恐ろしいです・・・。

人ごとじゃない!実際にあった闇金の手口(事例)

闇金がどんな手を使って私たちからお金を毟り取ろうとするのか、実際にあった手口を見ていきましょう。

●事例1
以前利用した闇金から「お金を貸します」と連絡があり、断ったにも関わらず勝手に口座に振り込みがあった。

これは押し貸しという闇金の手口です。この例の場合、闇金を以前利用したことがあるということで、口座情報を握られていたことから悪用されてしまったんですね。

●事例2
複数の消費者金融から借金をしていて、返済のために闇金からお金を借りた。すると次から次にいろんな闇金から連絡がきて、複数の闇金からお金を借りてしまった。返済を迫る催促の電話が会社にもくる。

借金の返済のためにお金を借りてしまうのは多重債務の入り口です。闇金は個人情報の保護なんて全く無視なので、1度でも借りてしまうと全く知らない闇金からもどんどんDMなどが届くことになります。

●事例3
消費者金融からの借金の返済のために闇金に問い合わせをしてしまった。すると、融資をするための信用能力を知りたいから携帯電話を契約してくるように言われた。契約はしてきたが、これは何かの犯罪になるのでしょうか?

そもそも闇金に近づくのがダメなのですが、融資をするためにお金を振り込んで欲しいとか、携帯電話を契約して欲しいと言われたら絶対に断らないといけません。

自分の名義の携帯電話を携帯会社に無断で譲るのは携帯電話不正利用防止法違反になります。犯罪に加担したことになってしまう可能性もあります。

<参考>:東京くらしWEB ご注意ください(消費者被害情報ほか)

被害に合わないために!闇金の見分け方

闇金被害に合わないためには、正規の安全な消費者金融と闇金をしっかり見分けることがとても大切です。

貸金業登録番号を確認する

貸金業法第3条によって、貸金業を行うには登録が必要となっています。

●貸金業法第3条1

貸金業を営もうとする者は、二以上の都道府県の区域内に営業所又は事務所を設置してその事業を営もうとする場合にあつては内閣総理大臣の、一の都道府県の区域内にのみ営業所又は事務所を設置してその事業を営もうとする場合にあつては当該営業所又は事務所の所在地を管轄する都道府県知事の登録を受けなければならない。

e-Gov 貸金業法より引用させていただきました

登録番号は金融庁の「登録貸金業者情報検索入力ページ」で調べることができます。

例えばプロミスの場合、公式サイトに「登録番号:関東財務局長(12)第00615号 日本貸金業協会会員 第000001号」と記載されています。

このうち「関東財務局長(12)第00615号」の部分が登録番号になるので、登録貸金業者情報検索入力ページで検索するとプロミスの商号であるSMBCコンシューマーファイナンス株式会社がヒットします。

このように、公式サイトや広告などに記載されている登録番号を調べることでも闇金を見分けることができます。

また、任意登録になりますが正規の消費者金融の多くは日本貸金業協会にも登録していて、日本貸金業協会の検索ページで登録状況を調べることができます。

プロミスの協会員番号である000001を検索すると、同じくSMBCコンシューマーファイナンス株式会社がヒットするので、プロミスが正規の貸金業者として登録されていることがわかります。安全にお金を借りたい方は覚えておいてください。

登録番号は詐称されていることもある

闇金は登録番号詐欺を行なっていることもあります。

実在する登録番号を無断で使ったり、ありもしない番号をでっち上げて、いかにも登録している正規の安全な消費者金融のように見せかけたりするのです。登録番号の検索をするときは、電話番号や住所などもしっかり確認するようにしましょう。

闇金が出す広告の特徴

闇金が行なっている広告は

・ブラックでも借りられます
・審査不要
・他社で断られた人歓迎します
・電話1本で即日融資
・確実に融資します

などの魅力的に感じる謳い文句が並んでいます。

でも、普通に考えると、まともで安全な消費者金融が審査なしでブラックの人にお金を貸すわけがないですよね。それにこれらの宣伝文句は、貸金業法にも違反しています。

違法な金利で貸付をしている

消費者金融でも銀行カードローンでも、利息制限法により上限金利は20%と決まっています。これ以上の金利で貸付を行なっている場合は闇金です。

総量規制の範囲を超えた貸付を行なっている

安全な消費者金融からの借り入れできる金額は貸金業法によって年収の3分の1までと決められています。例外や対象外となるものを除いて、総量規制を超える融資を行なっている消費者金融は違法な業者です。

闇金の手口に騙されたらどこに相談すればいいの?

どんなに気をつけていても知らない間に押し貸しにあってしまったり、家族や身近な人が闇金の被害にあうケースもあるでしょう。

闇金と確証がなくても良いので、不安なことがあったら迷わず相談するようにしてください。

相談先は、最寄りの警察、消費生活センター、日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センター、または弁護士会などになります。

警察相談専用電話
電話番号:#9110
犯罪に至っていないけど不安に感じていることなどを相談できる窓口です。闇金かどうかわからないというときにも相談できますし、闇金に脅された、暴言を吐かれたなどで怖い思いをした時などの相談先としても有効です。お近くの警察窓口でも相談可能です。

消費生活センター
電話番号:118
118に電話をかけると近くの消費生活相談窓口を案内してくれます。

日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センター
電話番号:0570-051-051または03-5739-3861
借り入れ・返済に関する相談だけでなく、多重債務に関する相談も受け付けています。

弁護士会
Googleなどで「弁護士会 東京都」など、お住いの地域の弁護士会を検索すると相談先を調べることができます。闇金相談と解決の依頼を行うこともできます。(依頼は有料)

まとめ:少しでも闇金かも?と思ったら近づかないで!

闇金の手口と怖さが伝わりましたでしょうか?

10日ごとの返済を迫られるとか、審査の際に家族の情報、実家の住所・電話番号まで聞かれるなども闇金の見分け方になるのですが、これらは闇金に接触しないとわからないことです。

闇金に個人情報を渡すのは絶対にダメなので、ほんの少しでも怪しいと感じる業者には近づかないようにしてください。

「そんなこと言われても闇金しか貸してくれるところがない・・・」と思っているなら、それは既に債務整理を検討すべきときです。

闇金だったら断ればいいやと思っていると、自分だけでなく家族まで不安な思いをすることもあります。

また、闇金の手口によって被害にあったら自分ひとりでなんとかしようとせずに専門家に必ず相談してくださいね。

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